
歯並びが悪いと起こる問題
歯並びの乱れは、見た目だけでなく、口内環境の悪化や健康面にも影響を及ぼします。
例えば、噛み合わせが悪いと食事の際に十分に噛めず、消化不良を引き起こすことがあります。
また、歯が重なっている部分は磨き残しが発生しやすく、虫歯や歯周病の原因になります。
さらに、発音にも影響を与えることがあり、特定の音が発しにくくなることもあります。
こうした問題を防ぐためにも、歯列矯正を行い、整った歯並びを手に入れることが大切です。
矯正を行うことで、見た目の改善だけでなく、噛み合わせのバランスが整い、歯の清掃がしやすくなるため、長期的に口内の健康を維持できます。
ワイヤー矯正の特徴と仕組み
ワイヤー矯正は、昔から広く行われている矯正方法です。
歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して力をかけながら、徐々に歯並びを整えていきます。
この方法の最大のメリットは、多くの症例に対応できる点です。
たとえ歯並びが大きく乱れていても、確実に矯正することができます。
しかし、ワイヤー矯正にはデメリットもあります。
まず、矯正装置が目立つため、見た目を気にする人には抵抗があるかもしれません。
また、歯にかかる力が強いため、装着初期や調整後に痛みを感じることが多いです。
さらに、装置が歯の表面に固定されているため、歯磨きが難しくなり、虫歯のリスクが高まることもあります。
矯正を始める前に、メリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。